【お知らせ】と浦島太郎
ブログを見て下さっている皆様
いつも応援して下さり、本当にありがとうございます。更新が非常に途絶えておりますが、実は日本滞在中に YouTuber になっておりました(下にリンクあります!)。決して日本滞在をエンジョイし過ぎてベナンのこともクラリスのことも忘れていたわけではありません。
何の YouTube かと申しますと、これまた実は、この滞在中にこんなこともやっていました。
【YouTube リンク】
YouTube は、このクラウドファンディングをより詳しく知っていただくためのものでして、オンラインイベントとして開催いたしました。(すみません、昨日のブログに載せるのを忘れてしまっておりました。)私がお話ししたことは、このブログ内でも語り続けてきたことではございますが、動画ですので少々(?)太った実物の私を見ることが出来るというメリットもございます。
このプロジェクトでは、「シェリーココ」さんという、 アフリカ布を扱うブランドの社長さんの川口莉穂(かわぐち りほ)さん(以下、莉穂さん)とコラボをしております。
莉穂さんとは、 昨年私がベナンに渡る前に一度日本でお会いしていますが、 そのときはまさか1年後にこのような形で関わることになるとは全 く思いませんでした。上記のページ内にも書かれていますが、 莉穂さんがオリジナル商品を作ろうと思ったところ、 ベナンにお金を落とす方法として、 私にお声がけいただいたのです。 売上の一部を寄付してくださるという、とてもありがたいお話で、 早速クラリスとも相談をしたところ、 クラリスも是非お願いしたいと言ったので、 このお申し出をありがたく受けることになりました。
莉穂さん自身がとても素敵な方というのもありますが、 シェリーココさんの商品は私も大好きです。 リターンの商品がこれまたとても豪華ですので、 是非ご覧になっていただけましたら幸いでございます。そして、 ご支援やシェアなど、よろしくお願い申し上げます。
そして以下は、約3ヶ月前の私の日記です。
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5月1日(金)、本来であれば、ゴールデンウィーク前のワクワクした気分になるところだが、こんなコロナ禍では何も出来まい。日本滞在中に会おうと約束していた友人たちとの会は、全てキャンセルとなった。
じゃあお前は一体何をしているのだ、ゆるく過ごしているんだろう、と言われそうである。実はこう見えて、とある学校で1学期のみ非常勤講師として勤めることが決まっているのだ。ところが学校は5月いっぱい閉鎖されることになった。すなわち、ゆるく過ごしている。
3月に日本に帰ることが決まったとき、何かしら仕事をしようとは考えていた。私は英語科の教員免許を持っているため、それを活かさない手はない。非常勤講師のありがたい特権は、大体1〜3月にかけて、産休代替や病欠代替などで空きが出るため、1学期限定でも雇ってくれる学校があるところだ。つまり、1学期、さらに夏期講習などがあれば8月まで雇ってくれる可能性もあるので、中途半端な期間で日本にいるより、いっそ8月まで日本にいた方がしっかりとお金が稼げるのだ。しかも、どうせベナンに戻ったところでベナンでも学校が閉鎖されている。ということで、8月いっぱいまで日本で出稼ぎをしよう。と、目論んでいたところで、たまたま1学期限定で募集しているところを見つけたので、早速応募をした。日本に来てから面接も済ませ、無事に内定をもらった。
その学校がまた、何とも現代的な学校で、何と全生徒に iPad を支給しており、教員はパソコンも加えて貸与される。当然、校舎全体に Wi-Fi 完備だし、全教室にスクリーンもテレビも置いてある。これまで、ここまで現代技術を搭載した学校に勤めたことが無く、さらにベナンからやって来た私は浦島太郎のようである。面接や新人研修のときは、そのような現代技術を扱う練習をする時間が取れなかったので、実際に授業が始まってから悪戦苦闘することにしよう。
しかし、Wi-Fi 完備だの、スクリーン設置だの、それよりも何よりも私が感動したことがあった。何と、研修のために2日ほど学校に赴いた際にかかった交通費が支払われるということだ。さらに、こんなコロナ禍で失業者が溢れていると聞く中で、我々非常勤講師にも休校期間に関係なく給料が全額支払われることが約束されたのだ。思わず隣に座っていた先生に言ってしまった。
『えー!給料支払われるなんて、すごいですね!』
と。そんなに喜ぶことか、と訝しげな目を向けられた。仕方ないじゃないか。私はベナンで、無給で何ヶ月も過ごして、給料を巡って何度となく喧嘩をしてきた人間なのだから。