クラウドファンディングまもなくスタートとクラリスの誕生日

読者の皆様

 毎日のお知らせで恐縮ではございますが、私とクラリスクラウドファンディングを始めます。日本時間の10月25日(金)午前11時より、Readyfor のサイト内で我々のプロジェクトがアップされます。こちらにもリンクを貼る予定でおりますが、Readyfor と検索していただければ、そこからでも見ることは可能でございます。電波の状況によりましては、こちらに載せるのが遅くなることも考えられます。

 タイトルは、「望む未来を自ら選べるように。ベナンの子どもたちに教育の機会を」です。私とベナンの子どもたちが写っている写真がアイコンとなっています。
 わずか1ヶ月で43万円を募るという非常に厳しいプロジェクトでございます。皆様、何卒ご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。プロジェクト終了までは、このBlog上で極力毎日最新情報を載せて参ります。
 なお、ネット上でのご支援にご不明な点やご不安のある方、代理で行うことも可能でございます。maki.kurashina.moominvalley【アットマーク】gmail.com に直接ご連絡ください。お手数ですが、このアドレスが迷惑メールに振り分けられない設定にして下さい。こちらのアドレスにメッセージを送られた場合、Blog上にその情報が載ることは一切ございません。
 また、私の携帯電話番号やドコモメールのアドレスをご存知の方は、お知らせが遅くなりまして申し訳ありませんが、現在 SIM カードを入れ替えて使っているため、SMS 及びドコモメールのアドレスにご連絡いただいても、全く見ることが出来ません。
上記の Gmail アドレスにご連絡をお願い申し上げます。

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 10月24日、いよいよクラウドファンディングスタートを翌日に控えて緊張している。肝心なときに電波が悪くなるベナンなので、そういう意味でも緊張している。電波が悪いだけならまだしも、そこに停電が重なると電子機器の充電すら出来なくなる。

 ちなみに昨日は、コンタクトをつけようと思ったまさにその瞬間に停電が起き、夕方に外から帰ってきて運動をして汗びっしょりになって、シャワーを浴びようと素っ裸になった瞬間に断水が起きた。もはや誰かが私を見張っていて意図的に起こしているとしか思えない。
 実は、公開日は当初の予定では10月中旬であった。私の12月の帰国に合わせて余裕を持って設定していたが、雨季真っ只中のベナンでは情報収集がはかどらず、スタッフの方との打ち合わせやメールのやり取りもこちらのせいで滞らせてしまい、最終的に25日にずれ込んだ。待っていて下さった方には本当に自分の至らなさを感じている。しかし、25日にずれ込んだことで1つ良いことがあった。実は、現在ベナン時間ではまだ24日の夕方なのだが、24日はクラリスの26回目(確か)の誕生日である。事前に、

    "What do you want me to do?"

と聞くと、

    "Nothing, because you have done everything for our project."

と言った。もっと色々ねだるかと思ったが、ちょっと感動した。しかし、私の一時帰国の際に日本で何かを買って帰ると言うと、それをとても喜んでいた。

    "So, did you ask your friends to do something for you?"

と聞くと、

    "Yes, I'll say I want nothing but ask them to raise money!"

だそうだ。かなり感動した。ちょっと気が強いところもあるが、根は本当に優しいのだなと思った。
 朝、一緒に今日の3食分を作っているときにも、ひっきりなしにご近所さんがお祝いのメッセージを言いに来ていた。
 そして、一緒に朝ご飯を食べていると、何やら袋から、ヨーグルトとベナンでよく見かける Youki というジュースを出し、私の前に置いた。

    "Is this for me?"

と聞くと、頷いた。

    "Why? Today is not my birthday."

と言うと、

    "I know, but we are together."

と言った。やられた。私は、何も用意しなくていいと言われたから、文字通り何も用意しなかった。日本で買って来てくれれば良いと言われたので、そのつもりでいた。
 しかし、クラリスにとって、自分の誕生日は私の誕生日でもあるのか。ヨーグルトは彼女の大好物でもあるので、せめて一緒に食べようと言ったのだが、頑なに断り、そのまま仕事に出かけてしまった。
 クラリスは、今年の誕生日は家に私がいて良かったと言ってくれた。お母さんは遠くに住んでいるし、お姉さんには家庭がある。
 昨年は1人で過ごしたので寂しかったのだそうだ。そうは言っても、私がクラリス
してあげられることなどない。せめて自分は全力を尽くして、クラリスの夢でもある我々のプロジェクトを成功させられるよう努めようと思う。

 

    "Happy Birthday, Clarisse. You are my friend forever."