新着情報とベナンの食料品の物価

読者の皆様
 
 
 連日のお知らせで恐縮ではございますが、10月25日(金)より、私とクラリスの共同プロジェクトとしてクラウドファンディングを始めております。
 経済的な理由で学校に通うことが出来ない子どもたちを支援しようと思っています。ご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。リンクを貼りますので、ぜひお読みください。また、以下のサイト内の「新着情報」というところを更新しておりますので、ご興味があればどうぞそちらも合わせて読んでいただけますと幸いです。
 
 
ネットでのご支援にご不安やご心配な点がある方は、代理でのご支援も可能でございます。以下のアドレスが迷惑メールに振り分けられないように設定をして頂いた上で、一度私に直接ご連絡を頂ければと思います。
 
maki.kurashina.moominvalley【アットマーク】gmail.com
 
 また、10月31日(水)日本時間午前4時30分の時点で、何と28人の方にご支援頂きました。そして支援金額は30万5千円にもなりました!!皆様、本当に本当にありがとうございました。
 毎度同じ言葉となり、自分のボキャブラリーの無さを感じておりますが、どれほどの言葉を尽くしても感謝の気持ちを伝えきることが出来ません。こんなことなら、せめて小学校から読書感想文の宿題を姉にやらせることなく自分でしっかり取り組んで語彙力を磨いておけば良かったと思っております。
 また、ご支援していただいてこのようなことを申し上げるのも大変失礼ではございますが、どうして皆様こんなにあたたかく応援してくださるのでしょうか…優しすぎます。ここ最近涙腺が緩みっぱなしです。皆様の心が広すぎて、自分の小ささを痛感します。
 中には私とは直接面識がなく、Blog や Readyfor のサイトなどからご支援に繋がった方もいらっしゃいます。見ず知らずの私にそこまでお力を貸してくださるわけですから、ご支援して良かったと思っていただけるべく、力の限り頑張ります。また、私を知っている方には、ベナンに行ってもなお変わらずお付き合いを続けてくださっていることに心から感謝しております。少しでも成長した姿を、そして子どもたちの笑顔をお見せできるように、精一杯頑張ります。
 また、クラリスからもくれぐれも皆様にお礼を伝えてと言われております。彼女は毎日皆様のことを考えております。彼女は、何円集まったかではなく、また誰がいくら寄付してくださったかではなく、どのように皆様にお礼が出来るかをいつも考えております。子どもたちとクラリスと私が笑顔でご報告出来ますよう、最後まで頑張ります。   
  皆様、どうぞ引き続き、ご支援、ご協力をお願いいたします。
台風や大雨などで被害にあわれている方もいらっしゃる中でのお願いとなり、心苦しさも感じております。また、学校関係にお勤めの方は、文化祭などの行事シーズンと重なりました。色々とタイミングが悪く、申し訳ありません。
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 10月30日(水)、今日も晴れている。早起きして、溜まっていた洗濯物を一気に片付けた。ベナンの一般家庭では、通常洗濯機は無い。手洗いが主流である。1週間連続で雨が降ることもあるので、天気が良い日を逃してはならない。
 昨日の記事に記した通り、何とクラリスが私に専属のバイクタクシーをつけてくれた。今日も迎えに来てくれて、無事に仕事場まで送り届けてくれた。ついでに言うと、運転手の彼自ら、帰りも送り届けてくれると申し出てくれたため、ご厚意に甘えて迎えに来てもらい、無事に家に帰ることができた。運転も荒くなく、性格も穏やかそうなドライバーである。しかも、こう言ってはいけないかもしれないが、アフリカ人であるのにとてもパンクチュアルである。◯時にと言ったら必ずその時間にいてくれる。また、少しではあるが、英語も通じるし、簡単な英語なら読めるというので WhatsApp の連絡先を交換させてもらった。
 今日は、ひたすら研修として書類を読んだり、英語の教え方についてのマニュアルを見たり、本を読んだりした。…以上、となってしまうので、今日はベナンの食料品の物価について記そうと思う。先日の日曜日、久しぶりにクラリスが出かける必要がなく、1日一緒に過ごしたので買い物に出かけることにした。バイクタクシーで5分ほどのところにある市場だ。小雨が降っていたが、多くの人で賑わっている。
 スーパーとは違って、露店や個人商店では値段は交渉で決まる。フランス語は通じないことが多いので、現地語でやり取りをする。当然私には出来ないので、クラリスがやっているところを見て学ぶしかない。
 買ったものは、トマト、玉ねぎ、卵、オクラ、魚、レモン、生姜、青唐辛子だ。いずれもクラリス家の食卓によく並ぶものである。最初はトマトだ。交渉の段階で、店員さんが私をチラチラと見ていたので嫌な予感はしたが、案の定クラリスは交渉決裂と判断して別のお店をあたることにした。よくあることなのだが、外国人を見た瞬間に高い値をふっかけてくるのだ。クラリスはそれには絶対に応じない。交渉すらしない。
 別のお店では、クラリスの納得のいく値段で買うことが出来た。20個くらいだろうか、袋にギュウギュウに詰めてもらっていた。これで何と500セファ(日本円で100円)。少し日本のトマトとは形が違う。楕円形で、形も小さいが、味はさほど変わらない。
 

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トマト 500セファ(日本円で100円)。
 続いて、玉ねぎ。肌色の皮に覆われている玉ねぎではなく、紫玉ねぎが普通である。形は小さく、はっきり言って品質は悪い。少し傷んだ状態で売っていることが多い。こちらは30個くらいで1000セファである(日本円で200円)。

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玉ねぎ 1000セファ(日本円で200円)。
 卵は、30個をまとめて買うことが多いそうだ。しかし、袋への入れ方が何とも斬新だ。斬新というか、ただ単に袋に入れているだけで、割れないようなプラスチックのケースなどはない。しつこいが、本当に袋に入れているだけであった。しかもそれをバイクタクシーで運ぶのだから、揺れたときなどに割れるのではないか。案の定、家に帰ったら1つヒビが入っていた。30個で3000セファ(日本円で600円)。卵は日本より高いのではないだろうか。ちなみに、道路の至る所に鶏がいて、ゴミをつついている。日本のように衛生的に保護された環境にいないので、生卵を食べるともれなく死がついてくる。

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卵 3000セファ(日本円で600円)。
 オクラもよくクラリスは料理に使っている。煮込み料理に登場することが多い。20個くらいで100セファである(日本円で20円)。味も見た目も日本のものと変わらない。

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オクラ 100セファ(20円)。
 魚は、生で売っているところを見かけたことはない。調理済みの状態で売られている。冷蔵庫がない家庭も多いので、保存が出来ないのだ。ちなみに海や川の汚染がひどいので、生のままで食べたら間違いなく死ぬだろう。今のところベナンの魚を食べてお腹を壊したことはないが、調理される前の状態を想像するとお腹を下すような気がする。また、大きな魚を売っていることもあり、クラリスもたまに買うが今日買ったのは、小魚である。袋に入れて売られており、スープとなって出てくることが多い。噛み応えもあるし、味付けされた状態なので、そのままでも食べられる。7袋で1000セファ(日本円で200円)である。

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小魚 1000セファ(日本円で200円)。
 レモンは、クラリスにとって必需品である。お湯に入れてよく飲んでいる。落ち着くそうだ。たまにベナン人は、レモン水の上からチョコレート飲料を入れて、イカロリーなミルクを流し込んで飲んでいる。6個で100セファである(日本円で20円)。

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レモン 100セファ(日本円で20円)。
 生姜は、クラリスはよく、すりおろしてトマトや玉ねぎをミキサーでペースト状にしたものと混ぜている。生姜が喉の痛みに聞いたり、体を温める効果があることをクラリスは知らなかったらしい。それを知って以来、寒いときによく食べている。つい最近風邪を引いたのか、喉の調子がおかしかったクラリスはお湯に生姜をすりおろしたものを入れて、その効果を体感して感激していた。日本のものと比べて売っているサイズが大きく、土を盛大に被った状態で売られている。初めて見たときは、生姜であると認識出来なかった。2〜3個で200セファである(日本円で40円)。

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生姜 200セファ(日本円で40円)。
 青唐辛子もまたベナン人家庭での必需品である。どこの家にも置いてあるし、どこの露店でも売ってある。料理にそのままボンと入れられていることもあるが、小さく刻んでいるときもある。豚肉と食べるときは小さく刻まれた状態で一緒にお皿に乗っており、豚肉で巻いて食べている。よく見ると赤唐辛子も混じっているが、数はもはや不明。袋一杯で100セファである(日本円で20円)。

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青唐辛子 100セファ(日本円で20円)。
 日曜日に買ったものはこれくらいであるが、他にも例えば1、5ℓの水は6本入りで2000セファ(日本円で400円)、お米は5キロで5000セファ(日本円で1000円)だそうだ。あくまでもクラリスが値段交渉をしての結果なので、参考にしかならないが。言葉は交わせなくても、ある程度物価を知っておかないと、一人で買い物すら出来ない。一緒に買い物に来て思ったが、やはり外国人の私がいることで店員さんも外国人価格を言い渡してくる。
 いつか自立して一人で生きていくのだから、何がどれくらいの量でどれくらいの値段であるかをしっかり把握しておかねばならない。あとは、クラリスのように気に入らないならしっかりと断る勇気と、たまに押し通す強さと、良い値段で変えたときにしっかりお礼を言うことを忘れないようにすることが大切である。